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上月の彫刻 MOON DANCE

 昨日の青春18きっぷの続き***。列車に乗っているだけでも楽しい私たちではありますが、上月(こうづき)まで行くには目的があったんです。時々紹介している、高校の美術部の先輩の彫刻家田中等氏の作品が兵庫県の上月にあるようなのです。名古屋から三番目に近い場所にある田中氏の作品です。ニ番目は大阪市鶴見区鶴見斎場にある「つつまれて」ですが、歴史好きなよだきぼママは、上月に行くことにしました。(一番近いのは、岐阜県関市博物館で展示されていた「再生」)

 姫新線(きしんせん)を佐用(さよ)駅で乗り換えて上月駅に到着しました。いいところだとは聞いていましたが、町の中心を佐用川が流れていて、低い山に囲まれた、自然がいっぱいの、故郷を思い出すようなそんなひなびた町です。駅前のロータリーに彫刻は建っていました。

Moon_dance_1 三日月が二つ並んだような作品は、電車ごっごでもしているような楽しさの感じられるものでした。写真を撮っている間に友達はロータリーをぐるっと回りながら、この角度がいいねーと言うので、私もシャッターを押しながらひとまわりしました。彫刻のまわりの、交通標識・電柱・自販機すべてが彫刻の価値を下げているような気がします。が、屋外に設置されたものは景色を借景にしなければならないのでしょうか。

 見る角度によって、表情が随分違って見えます。寄り添っているように見えたり、大きいはずの石が逆に小さく見えたりと・・・。友達は、絶妙なバランスだねと言っていました。彫刻を見ているだけなら、背景をシャットアウトできますが、写真にするとそれではだめかなと思い何枚も撮ってみました。最後に「95西播磨石彫シンポジュウム MOON DANCE 田中等 1949生」 の石のプレートを確認しました。

 その後、高月城跡の麓まで行きました。上月城は戦国時代の織田と毛利の攻防の地として、また尼子家再興に燃えた山中鹿之助の最期の地として知られると。また、織田方の羽柴秀吉軍と宇喜多軍のとの激しい合戦が行われた場所だということです。(歴史資料館のパンフより)

 歴史資料館はまだ新しく、展示内容もいまひとつでした。今後に期待しましょうか。おひなさんの時期なのか、明治天皇などの、早瀬土人形が飾ってありました。皆田紙の展示もあり、こうぞの束や、晒したこうぞの皮などの展示も。子供の頃に、おじいさんがこうぞを蒸していたのを思い出しました。蒸したことを思い出したのは、おじいさんはさつま芋を一緒に蒸していて、おやつに食べたからですが・・・。花よりだんご・・・の私。今も変わらず。

Moon_dance_4 駅前に戻り、上月タクシーを・・・。鉄道の便が悪いので、隣の佐用駅まではタクシーで行きます。ベルを鳴らしても人の気配なし・・・。おかしい。しょうがないので、電話かけるとやっとお目覚め・・・?佐用までのタクシーの中で、運転手さんは「なんにみえるの」と聞いておいて、「離れようとしている二人をロープで無理に縛っているように見える」と言われました。横の石の彫り方が、丁度紐にみえるそうなんです。「運転手さん、離婚でもしようと思っているんですか」と聞いてみるがそうではないと言われた。人生経験が違うと思いも様々ですね。作家さんに何を意図して作ったか聞いておいて、また上月に来て教えてと言われた。また・・・来れると嬉しいですが。

Moon_dance_5_1  毎日、何をか思いつつ見て下さる人があることを知りました。ロマンチックな想像をする時は、恋しているときだったり・・・するそうです。運転手さんの言葉を田中氏に確認したところ、意図は連帯感だそうです。また、当時の私の感覚としては大きい月が男、小さい月が女という感覚があったように思います。ということでした。そして、シンポジウムというものに初めて参加された時の作品だということですから、思い入れは深いことでしょうね。私も作品を手で触ったり、思いを知ったことで、彫刻も上月も好きになりました。   

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コメント

長い旅だったようですが楽しめてよかったですね。私は身近な所の作品しか見てないせいかそんなにいろんな角度から眺めたことはなかったので今度からは見方を変えなければと思いました。日向にはいろんなところに彼の作品が設置されてるのでじっくり眺めまわして見ようかと思います。

借景って日本独特の文化でしたっけ?でも、最近はあまり気遣って作られないようですね。ブルーボネットできれいな花畑の後ろに工場の煙突が見えたり、デンパークでせっかくのきれいな風景の後ろにJAのプラントみたいなのが見えると、魅力が半減しますものね。京都のお寺に行くと、山を借景として美しさが出てたりすると、いいですよね。守っていく人は大変でしょうけど。
 どんなものでも作家と呼ばれる人は、作品を世の中に出した時点で、誰がどのようにその作品をとらえようといちいち説明できないから、自分のものでありながら、そうではないような、不思議な感覚だろうなと思います。タクシーの運転手さんの離れそうな二人を縛っているのもある意味、連帯感といえるのかな?

記念すべき作品を鑑賞できてよかったです。ちょっと高いところで見やすかったんですよ。タクシーの運転手さんはいつもロータリーをぐるっと回っていろんな方角から見ているんでしょう。そんな人が気にかけてくれるんですからいいですよね。インパクトはありました。
ロダンの「考える人」が名古屋市博物館にあります。屋内にあるので行けば見ます。が、先日行った京博は屋外に建っているせいか見ている人もいなかったような。広すぎる敷地のせいでしょうか。残念ですよね。

京都の借景といえば円通寺でしょうね。額に収めたような比叡山・・・とっても好きです。が、この借景もあとどれだけ見れるでしょうか。お寺と比叡山の間に高速道路をつくる計画があって、京都市は高速道路の建設を許可したようです。円通寺はこれまで写真撮影を許してなかったそうですが、今は大丈夫、写真撮影が認められたって聞きました。観光で売っている京都ですらこのありさまです。

上月の彫刻、鉄道側が借景なんでしょう。それなら、緑がバックになります。彫刻の映えるいい絵になります。

ぼんやりっこさんの言われるように、作家の手を離れた作品は、説明が聞けないから勝手に創造しながら見るしかないわけですね。私らみたいに横顔が好きな人もいるわけです。それはそれでいいのかもわかりませんね。

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