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『万葉集』の会を見学する。

 I さんに誘われて「『万葉集』の会」を見学させていただく。参加者は女性が多くて、20名くらい。
 今回は参加者の選んだ歌・6首がプリントされて渡されていて、それを講師が解説される。その中にこの地を詠んだものがあった。

桜田へ鶴鳴きわたる年魚市潟(あゆちがた)しほひにけらし鶴なきわたる(271)
桜田の方へ鶴がないてゆく。それによるとあゆちは潮が干(ひ)たのであろう。鶴がないてゆくのを見ると。 持統天皇の三河行幸の時の歌。鶴とあるが、松の木にとまるのは鶴ではないので、白い大きな鳥・鷺でも朱鷺でもいいのではないかとのこと。日本の原風景の湿地だったのではないか。地元の誇りの歌。知らないことばかりで面白い。愛知県の名前の由来の歌。

いづくにか吾れはやどらむ高島の勝野の原にこの日暮れなば(275)
いずこに私はとまろう。高島の勝野の原で今日の日が暮れてしまったならば。近江琵琶湖の西海岸を歌った。万葉集にゆかりのある土地だそうだが、皆を連れて歩くと、ブーイングがでそうなほど、何にもないところだそうだ。白髭神社があるだけで・・・。韓国の地名が残る場所。今日比良は宮趾をすっかり隠してしまっているように『万葉集』からも比良は正体を隠してしまっているのである。おそらく額田王はいつの年か、比良行幸に従ってここに赴いたに違いないし、後年、柿本人麻呂も比良に出かけた。額田王を思い、故人に逢いがたい嘆きを歌ったに違いない。
 それは何故か『万葉集』の正伝から、脱落していった。比良ってどんなところなんだろうか。記録の表面から消えていかなければならない何者かがあったのではないかと、想像はふくらんでいく。複雑な歴史が見え隠れする比良。この謎は明らかにされていないとも。

湖西を歩くとは、こうした歴史の翳りにふれてゆくたびのことである。と結ばれた。歴史の素顔は人を介している。物は人、人は言葉に、言葉がわかれば歴史が見える。古代を身近に感じさせてくれる言葉。中西進著 『万葉集を歩く楽しみ』の中の言葉かな。

 さて、この会見学させてもらったけど、どうしよう。参加すべきか、悩む・・・・。

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コメント

 万葉集、和歌集の中では一番好きです。おおらかな気がしませんか? それに、防人や東国の名も無い人の歌も載ってるのは、他には無いんじゃないでしょうか? 勉強不足なので、断定はできませんが。
 万葉集はまだ、詠み方もわからないものがあるそうですね。漢字で書かれているんですよね。まだまだ、謎が多いので、勉強し甲斐がありそうですね。さてさて、よだぎぼママさんはどうされるのかな?

ぼんやりっ子さん
一緒に万葉集聞きに行きませんか。
聞いているときはあんまり面白くはなかったんですよね。ブログを書いているときに、思い出しながら、メモを見ながら書いたんです。それでね、中々内容があったんだって気がついたんですよ。
日本書紀も万葉集も謎が謎を産むって感じがしますね。どこまで奥が深いのかなって。
このままだと誘われるままに講座を受けるんでしょうね・・・???・・・きっと!

司馬遼太郎の”街道を行く”かって全巻読みました。その中で湖西の話が出てきました 

yuuyuuさん
よーく本を読んでみえますね。
実は少ししか読んでいません。
街道を行くの挿絵展は見に行きました。あんまり・・・覚えてませんが。

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