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大垣城と銅像

 桜が満開の大垣城を訪ねたのは、彦根城に行った4月7日だった。いい天気だった。前の年にも桜が満開の時に一人で行った。二年続けて行くことになった。今年は時間調整の意味もあったが。

 最近、銅像が気になっている。お城では有名な人や、殿様の銅像を随分見かける。先日の清洲城の信長はきれいだった。大垣城にもあるんですPhoto_18が、興味がなかった頃に行っているので写真が限られるんですね。ピンボケの一枚と室内の一枚。お城をバックに立つ銅像は正確に作られていて美しい像で騎乗姿です。馬ってどうやって作るの?

 大垣城は関が原の戦いでは西軍石田三成の本居地になったのですが、銅像は石田三成ではなくて戸田氏鉄なんですね。その後で戸田氏が十万石の城主になり明治まで続いたと大垣市のHPにあります。国宝に指定されたこともあるようですが、残念なことに昭和20年7月に戦災で焼失してしまったそうです。昭和34年4月、4層4階の天守閣を再建しました。入館料は100円です。Douzou

 福井の松平春獄の像は溶けてきていてかわいそうな気がしました。信長像も、氏鉄像もそんなことはありません。何故か疑問だったので彫刻家田中等氏に青銅と銅像の作り方について聞きました。長くなりますので、青銅についてだけ記載します。

-青銅は一般に銅と錫の合金ですが、バリエーションがいくつもあって
亜鉛、鉛などを加えたものが古来からの美術品や貨幣に使われてきました。亜鉛、鉛は溶融点が低いので鋳造するときに流れやすいためだと思います。したがって銅像を鋳造するときにも鋳造所ごとにこの各金属の配分が異なります。亜鉛、鉛を使うのは流れやすいという理由の他に価格が安い、ということがあります。
金属価格を安く上げて利潤を追求する鋳造所は水道管などの廃品を多く使って出来るだけ安くしようとします。
特に工業用の鋳造にはこうした鋳造が利用されます。
しかしこの方法で屋外に設置する銅像を鋳造してしまうと
亜鉛と鉛が噴出してきてしまいます。
純度の高いブロンズは緑青が美しく吹きますが亜鉛・鉛の多いブロンズ像はアルミの弁当箱が白い粉が吹き出てくるのと同じ状態になります。ですからブロンズ像の表面の変化は、主にこの成分の違いによります。
信長像は作りもしっかりしていますし、鋳造のレベルも高いのでしょう。
 
 この信長像はよく出来ていますね。ともメールに書いてあったのであらためて見ました。納得です。そこで自分で写した写真を見ると違いがよく分かりました。龍馬を引き立ててくれた春獄さん・・・やっぱりかわいそうかな。福井には横井小楠とか福井城の回りにあったんですが、感動しませんでしたね。思いも浅かったからでしょうか。津城の藤堂高虎は大きさにびっくりしました。それぞれリンクしました。水の都大垣市の桜もきれいでした。小さい写真はクリックすると大きくなります。撮影は06年4月です。 1_62_3 4_1 5

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コメント

こんばんは、通りがかりの者ですがすみません。青銅について気になったので・・・。
鋳造に使う青銅はJISで規格化されており各鋳造所は地金屋さんより規格通りに合わせられたインゴットを買って使っているのが今の現状です。
青銅は銅、錫の合金のことですが、鋳造性(溶けた金属の流れやすさ)、切削性(仕上げ加工のしやすさ)、着色性(緑青等の化学反応による色付け)、機械的強度などを考えて適切な銅・錫・その他の金属の合金配分がされています。なので純度の高い青銅というものはありませんし、けして安上がりのために亜鉛、鉛を入れているのではありません。(安上がりのために鉛を多く入れている所が無いことを祈ります。)

実物をみてないのでなんともいえませんが、写真をみるところ福井の像が溶けているように見えているのは雨や雪による影響だと思います。酸性や硫化物を含んだ雨、雪により着色した緑青が流れてしまったり、緑青の色が変わったりします。また流れた後に自然に緑青が吹いてくるので色の差ができてしまいダラ~とたれたような、見た目が醜くなってしまうのです。これは定期的にメンテナンスをすれば防いでいけるのですが、このように設置しただけで放置というかわいそうな像が多くあるのは、ダラ~となった像をよく目にすることでお分かりだと思います。自分の車だって洗車もせずにずっとおいておいたらしまいにどうなるかわかりますよね。
逆にダラ~としていない緑青の像があればそれはちゃんとメンテナンスされている幸せな像か、分厚いコーティングされた像か、「塗り色」かです。最近は、フッ素でコーティングする技術とかあるみたいです・・・。
銅像は緑青色だけでなく茶色や黒や金(!)などいろいろと着色(塗り色ではない)されたものがあって、色がだんだんと変化してきます。それが青銅の魅力の一つでもあります。
とある美術館のロダンのブロンズ作品のメンテナンスにわざわざフランスかどこかから職人を呼んで着色しなおしたと聞いたこともあります。
そこまですべての銅像がちゃんと見てもらえればいいのですが・・・。像の所有者のお金と認識の問題ですね。

数千年も前から青銅は使われてきて長い経験の中で今の技術があります。青銅だけでなく石でも木でも土でもプラスティックでも人類がせっかく長い時間かけて築いてきた技術の上にあるものですから大事にしたいものですね。

・・・長々と申し訳ありませんでした~。

通りかかってくださったお方、コメント有難うございます。
詳しくはまた、勉強しますが、メンテナンスって大変ですね。年に2回は必要だって書いてありました。福井の松平春獄さんの像は足場がいるかも。福井城の周りには、横井小楠とかたくさんの銅像がありましたから、一体だけメンテは出来んでしょうね。
可愛がってもらえる像・作品は幸せですけど、そうでないと醜くなるんでしょうか。寂しいですね。ブロンズ像の制作課程を見るとほんとに大変だってわかります。
製作者の思いが、大事にされるといいと思いましたね。

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