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吉村昭の『死顔』

 13日火曜日読書会。

 課題図書 『死顔』吉村昭著 でした。内容が濃くっていい本でした。吉村昭が亡くなる時に自分で管を抜いたというニュースがありましたが、延命治療を望まなかった作者が、次兄の最期の時を書いています。

 感想も、会員の体験に基づくものが多くて重いものになりました。葬儀は、家族葬が増えているが理想なのでないか。立派な葬儀をしても後ろの方ではゴルフの話をしていたりしていて、悲しみなど微塵も感じられなかったりするとも。

 延命治療についても、吉村昭は自分で最期の時を決めていて決断力が素晴らしい。尊厳死を希望する遺言を書いて残したい・・・と実際にすでに書いてある人。書こうと思いながらまだ書いていない人。(この心理は自分はまだ死ぬのは先だろうからと漠然と思っているから)などありました。

 延命治療は本人の意識と違って、残される家族が最終的には判断するが、男性より、女性の方が延命治療をやめることを決断できるのではないか。

 よだきぼは葬儀に係る機会が少なくて、最後の身内の葬儀は、高校1年の時の祖母になります。そのころは土葬でした。部落(名古屋でいうなら町内かな)の人がみんな来てくれて、精進料理を作ってくれ、焼酎や酒を飲み、賑やかなものでした。当時の私はばあちゃんが死んだのにお祝いみたいだととても嫌でした。みんなが死んだことを喜んでいるようでしたから・・・。

 今思えば、それも悪くなかったなぁと思います。亡くなったばあちゃんがみんなに後のことを頼むために呼んだんだろうと思いなおしています。生まれるのも一大事ですが、亡くなることも人生の大事な、大事な儀式ですから。お墓まで小銭を竹かごに入れて、撒きながら行きましたが、子どもは臨時収入に喜んだものです。これだってただお金を落して行ったのでなくて意味があったんだろうと思います。何かはわかりませんが・・・。何でしょうね、死に対する恐怖を和らげるとか。確かではありません。

 森鴎外の『堺事件』の土佐藩士の死ぬことの価値に通じるような潔さなど、しみじみと読める本でした。

 『死顔』も素晴らしいが、奥さんの津村節子氏の最後の文が非常によかった。

Gif129  コメントをたくさんありがとうございます。
 返事は明日までお待ちください。

写真はご近所の皇帝のダリアです。4mくらいにもなっていました。花だけ見ると一重の花でとても素朴です。2474_2 2477

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